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建設業で有利な資格

資格の勉強をする建築業界の人

建設業界にはさまざまな資格があります。
資格の難易度も難しいものから簡単なものまで、さまざまなため、どの資格を取得すれば良いか悩む人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では建設業で取得すると有利な資格を10個紹介していきます。
また、なぜ資格を取得すると良いのかのメリットも合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

建設業で有利な資格10選

建設業で有利となる資格は以下の10個の資格です。

  1. 建築士
  2. 建築設備士
  3. 建築施工管理技士
  4. 建築積算士
  5. 建設機械施工技士
  6. インテリアコーディネーター
  7. CAD利用技術者試験
  8. 測量士
  9. 土木施工管理技士
  10. 電気工事施工管理技士

それぞれの資格について簡単に紹介していきます。

建築士

建築士には1級・2級・木造建築士の3つの資格に分かれており、1級建築士が最も難しい資格になっています。
建築士は国家資格で、建物の設計、施工、工事管理業務に従事できます。
合格率は1級で約10%、2級で約20%、木造で約30~40%とされており、狭き門ですが、取得すると大きくキャリアアップが望めます。

建築設備士

建築設備士は、空調や排水、電気などの建築設備全般の知識を有していると証明する資格になります。
建築士の補助的な資格としても知られており、建築物の要件が複雑化している現代の建物において、重宝される資格の一つです。

建築施工管理技士

建築施工管理技士も国家資格として定められており、工事現場の施工計画書の作成から工程管理を行えるようになります。
建築施工管理技士も1級と2級があり、1級を取得すると鉄筋現場など、すべての工事現場の施工管理が任せられるようになります

建築積算士

建築積算士の資格取得は、建築物の工事費の算定など高度な専門知識を有していることの証明になります。
満17歳以上であれば、誰でも試験に挑戦することができ、合格率も50%を超えているため、比較的取得しやすい資格と言えます。

建設機械施工技士

建設機械施工技士も国家資格に定められており、建設現場における工程管理や作業員の安全などの品質管理を行う施工管理者として従事できるようになります。
建設機械施工技士の資格も1級と2級があり、1級の方が難易度は高くなります。
試験は学科と実地試験があり、それぞれに合格する必要があります。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは民間資格でありながら、高い信頼性がある資格の一つです。
居住者が快適に感じる住環境を作るための提案などを行えるようになり、内装や家具、住宅設備などに関する高い知識を有していることの証明になります。

CAD利用技術者試験

建設業界では欠かせない「CAD」についての知識を有していると証明できる資格です。
2次元、3次元のそれぞれの試験があり、2次元は基礎、2級、1級。3次元は2級、準1級、1級に分かれています。
実技試験もあるため、試験のための勉強が現場ですぐに活かせることもメリットです。

測量士

測量士は土地や建物についての測量を行う専門家のことで、国家資格に認定されています。
地理的な位置情報と測量技術によって、正確な位置(緯度・経度・標高)を取得します。
土木工事を行う際には、事前の情報収集として必ず必要な仕事のため、さまざまな現場で活用することが可能です。

土木施工管理技士

土木施工管理技士とは、橋やダムなどの工事計画や施工管理が行える国家資格です。
1級と2級があり、1級の方が難易度は高く設定されています。
土木工事は公共事業であることが多いため、さまざまな現場で活用ができる資格です。

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士とは、建設工事現場の証明や発電設備などの電気工事/電気通信工事分野での監督が行える資格です。
電気工事施工管理技士も1級と2級が設定されており、1級が40%台、2級が50%台後半の合格率とされています。

建設業で資格を取得するメリット

建設業で資格を取得するメリット

実際に資格を取得することで得られるメリットは、以下の2点です。

  1. 客観的なスキルの証明
  2. 市場価値の向上

それぞれのメリットについて解説していきます。

客観的なスキルの証明

資格取得は誰が見ても明らかなスキルを獲得している証明になりますので、資格を持っていることは、仕事への信頼性向上に繋がります。
そのため任せられる現場も多くなり、さまざまな現場で活躍できるようになります。

市場価値の向上

国家資格も多い建設業の資格では、取得することで市場価値が上がっていきます。
資格取得は容易ではありませんが、取得することへの努力や実際に結果を出している成果なども評価されるでしょう。
そのため、昇給やキャリアアップなど自分自身の地位を上げていく近道にもなります。

まとめ

現場監督

建設業界にはさまざまな資格があるため、自身がどのようなキャリアを積み重ねていきたいかを考え、取得を目指していくと良いでしょう。
資格を取得することで、スキルの証明になったり、市場価値の向上に繋がったりなどのメリットもあるため、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。